EN

   

MENU

医局説明会

第50回 日本脊椎脊髄病学会学術集会開催のご報告

2021-09-27

 2021年4月22日(木)から24日(土)の3日間、国立京都国際会館において当教室 根尾昌志教授主催のもと、第50回日本脊椎脊髄病学会学術集会を開催致しました。コロナ禍の中で開催できるか、不安で不確実な状況下、教室員一丸となって準備を進めてまいりました。学会終了翌日から3回目の緊急事態宣言が発出されるというギリギリのタイミングではありましたが、なんとか現地とWEBとのハイブリッド開催に漕ぎつけました。直前にコロナ感染者の激増のため現地での開催は第1から第4会場までとし、第5から第13会場までの一般演題やポスターはWEB開催と変更いたしました。そんな状況であったにもかかわらず、現地参加は833名でトータルの参加登録者は2400名を超えることとなりました。これは何よりも同門の先生方はもちろん御共催、御協力いただきました製薬会社、器械メーカーなど様々な分野の多くの皆様方の賜物と思っております。この場を借りて心からお礼申し上げます。
 結果的にコロナ禍の状況を考えますと大成功と言ってもいいのではないかと考えております。通常の学会開催でしたら会長招宴、全員懇親会など楽しみも多いのが常ですが、残念ながらそれは叶わずでしたが、計画しておりました「今日の夕べ」、天候にも恵まれ「打ち上げ花火」などささやかながらも、それに代わる催し物を根尾会長発案のもと開催することもできました。飲食は禁止で現地参加をしていただいた先生方も近隣の飲食店は早く閉店しており、大変ご不便、ご迷惑をおかけ致しましたことをお詫び申し上げます。
 私も今まで入局以後、前回の小野村敏信名誉教授の本学会への医局員としてのスタッフ参加から始まり、故阿部宗昭名誉教授、木下光雄名誉教授の多くの大阪医科大学整形外科学教室主催のスタッフとして参加致して参りました。しかしながら今回のような事態での学会主催は誰も経験がなく、手探り状態で直前の1カ月くらいは毎週、何らかの変更を余儀なくされました。それでもなんとか大成功と言える開催ができましたのは、皆様方のご協力があってのことと再度お礼申し上げます。
 来年2022年10月には第139回中部日本災害外科整形外科学会学術集会を根尾昌志教授主催のもと開催予定としております。現地開催の予定ですが、コロナが終息していなければ、再びWEB開催やハイブリッド開催となるかもしれません。すでに教室員一同準備を進めております。再度ご協力をお願いするのは心苦しい限りですが、皆様方のご支援なくての開催は不可能と考えております。教室開講70周年の記念すべき年でもありますので、なにとぞご支援、ご協力よろしくお願い申し上げます。
 なお第50回日本脊椎脊髄病学会学術集会の開催の詳細につきましては同門会会報 51号に掲載されておりますのでご参照くだされば幸いです。

大阪医科薬科大学整形外科学教室   馬場 一郎

半月板治験プレスリリースのご報告

2021-09-20

大阪医科薬科大学整形外科学教室  大槻周平

 2015年から大学院生、グンゼ株式会社とともに研究開発を開始した半月板scaffoldは、2016-2018年AMED(日本医療研究開発機構)の医工連携推進事業に採択されました。その後、臨床応用を目指すべく、PMDA(医薬品医療機器総合機構)と会議を重ね、2021年初旬、探索的治験の段階へ進むことを許可していただきました。同年4月に大阪医科薬科大学治験IRB(倫理委員会)の承認を受け、5月、第1例目の半月板scaffold移植を行いました。その後も症例を重ねていますが、患者様たちの術後経過も良好で、炎症反応や関節水腫の合併症もなく、順調な回復が確認できておりますので、中間報告として、共同研究先のグンゼとともに9月16日にプレスリリースさせていただきました。今後、2022年末から全国規模の検証的治験を目標にしています。
  半月板損傷に対する本邦での手術治療は、縫合修復と、(部分)切除しかありません。半月板(部分)切除術はいまだに年間2万件程度行われており、切除すれば、隣接する関節軟骨へのストレスが増え、変形性関節症への進行が懸念されます。縫合不能な半月板損傷に対して、できるだけオリジナルサイズの半月板を修復することを目的に、このscaffoldを開発しました。

半月板scaffold移植後の写真

 

 同門の先生や、近隣の先生からは、たくさんの患者様をご紹介いただきありがとうございます。今後も良い報告ができるように尽力してまいりますので、引き続きのご支援の程よろしくお願いいたします。

移植手術の風景。左から池田邦明先生、大槻、田中敬先生

 

関連リンク
京都新聞
化学工業日報
産経新聞(デジタル版)
プレスリリース(PDF

 

 

第33回日本脊椎脊髄病学会奨励賞(大正アワード)を受賞しました

2021-09-20

大阪医科薬科大学整形外科学教室 宇佐美嘉正

この度、第33回日本脊椎脊髄病学会奨励賞(大正アワード)を受賞しました。
この賞は脊椎外科医にとっては最も名誉のある賞と言っても過言ではなく、歴代受賞者には高名な先生方ばかりで身にあまる光栄です。
私がこのような賞を頂戴できたのは、当教室の綿密な日常診療と学術的な発想力を伸ばす教育環境のおかげです。この賞を励みにより一層精進したいと思います。

令和三年度 同門会秋期研修会 中止のご案内

2021-07-27

                               令和3年7月吉日

同門会会員各位

令和三年度 同門会秋期研修会 中止のご案内

拝啓 大暑の候、先生方におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り心より御礼申し上げます。

この度、令和3年9月25日(土)に開催を予定しておりました同門会秋期研修会につきまして、
新型コロナウイルスの感染が未だ収束しない状況を受け、幹事会にて開催の可否や開催方法について検討いたしましたが、やむなく中止することに致しました。

会員の先生方には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

敬具

大阪医科大学整形外科学教室
同門会会長 中川 浩彰

 

第30回関西臨床スポーツ医・科学研究会 開催のお知らせ

2021-02-01

第30回関西臨床スポーツ医・科学研究会を下記要領にて開催致します。
今回は「アスリートのための多職種連携」をテーマとして実施致します。
スポーツ医学に興味をお持ちの方は奮ってご応募くださいますようお願い申し上げます。

第30回関西臨床スポーツ医・科学研究会

日  時:令和3年6月26日(土曜日) 10時30分~17時予定

  テ ー マ:「アスリートのための多職種連携」

応募締切:令和3年2月26日(金曜日) 

関西臨床スポーツ医・科学研究会
第30回 会長 安田 稔人

第30回関西臨床スポーツ医・科学研究会の詳細は下記PDFデータからもご覧いただけます。
  ↓ ↓ ↓
第30回関西臨床スポーツ医・科学研究会 プログラム
第30回関西臨床スポーツ医・科学研究会 演題募集
第30回関西臨床スポーツ医・科学研究会 会場案内

2020年大阪医科大学整形外科学教室最優秀論文賞 受賞

2021-01-22

藤城高志先生、宇佐美嘉正先生、木野圭一朗先生が2020年大阪医科大学整形外科学教室最優秀論文賞を受賞されました。おめでとうございます。各先生方よりコメントをいただきました。

 

臨床部⾨
宇佐美嘉正先⽣
Impact of multifidus muscle swelling on C5 palsy after cervical laminoplasty.
Spine (Phila Pa 1976). 2020 Jan 1;45(1):E10-E17.

この度、最優秀論文賞という名誉ある賞を頂きありがとうございます。貴重な助言や指導を賜った先生方にも心より感謝しています。この賞を励みに、大阪医科大学整形外科学教室と医療の発展により一層貢献できるよう精進致します。

特別賞
藤城⾼志先⽣
Significance of flexion range of motion as a risk factor for kyphotic change after cervical laminoplasty.
J Clin Neurosci. 2020 Jun;76:100-106.
Clinical performance and concurrent validity of the adult spinal deformity surgical decisionmaking score.
Spine (Phila Pa 1976). 2020 Jul 15;45(14):E847-E855.
Adult spinal deformity surgical decision-making score. Part 2: development and validation of a scoring system to guide the selection of treatment modalities for patients above 40 years with adult spinal deformity.
Eur Spine J. 2020 Jan;29(1):45-53.

今回、最優秀論文賞特別賞に選出して頂き、誠にありがとうございました。昨年はフランス留学中の仕事と、帰国してからの大学で注力してきた研究がいくつかかたちになり、研究面では充実した年でした。今後も教室の発展に貢献できるよう努力してまいる所存でございます。何とぞ、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

特別賞
⽊野圭⼀朗先⽣
Health-related quality of life, including marital and reproductive status, of middle-aged Japanese women with posterior spinal fusion using Cotrel-Dubousset instrumentation for adolescent idiopathic scoliosis: Longer than 22-year follow-up.
J Orthop Sci. 2020 Sep;25(5):820-824.

この度は、栄誉ある賞をいただき大変光栄に思います。この論文は医局の伝統と歴史があってこその成果であります。ご指導いただいた先生方に、心から感謝いたします。ありがとうございました。

お知らせカテゴリー

お知らせ最新記事

お知らせ月別バックナンバー

PAGETOP