マジックには子供の頃から興味があったのですが、大学で田舎から都会(京都)に出てきたのをきっかけに本格的に研究を始め、大学院の頃まで一生懸命やっていました(1977~1990頃)。
無我夢中でやっているうちに多くの著名なマジシャンと知り合いになり、英語の文献から最先端の知識を得たのは、後に整形外科を学んだのと同じ過程でした。
このマジックは「オルゴール」という未発表の小品です。
観客の目の前で見せるクロースアップマジックでは、「しゃべり」がとても重要なのですが、あえてそれを省き音楽をバックに演じる演出にしてあります。
きちんとしたビデオではなく、大学院生の頃、奇術研究会の後輩達に頼まれて大学の教室で演じている一コマです。
しかし、唯一残存するこの作品の動画で、マジックをしなくなった今、私にとっては大変貴重なものです。