大阪医科薬科大学で共に成長を
大阪医科薬科大学整形外科学教室のホームページを御覧いただきありがとうございます。
整形外科は高齢者の変性疾患からスポーツ外傷まで人生100年時代に突入した超高齢社会において社会的需要の高い診療科です。
我々の強みは、整形外科全般の領域を網羅した専門医がおり、偏りなく勉強ができる環境を整えているということです。
また、風通しの良い教室のなかカンファレンスでは活発な意見交換が行われ、研修医から大学院生、そしてスタッフとそれぞれの立場で成長を実感できます。
主治医の皆さんはぜひ、指導医の治療方針ありきのプレゼンテーションではなく、自分が初診医ならどう考えるのか?を常に念頭に患者さんと向き合ってもらうことを期待しています。
若い頭脳で見て感じ、考えたことを発表してくれることを楽しみにしています。
私もまだまだ若いつもりでいますが、本学に入局したのは1998年、もう25年以上が経過しました。
本学そして魅力ある関連病院で研修した後、大学院4年生から3年半、アメリカに留学させてもらいました。
留学中は同期や関連病院の先生にはご迷惑をおかけしていたはずなのですが、みんなお会いする度に、満足いくまで頑張れと後押ししてくれました。
この時の経験は何物にも代え難く、今でも教室や同門会へ感謝しています。
そんな自由な生活をさせていただいた私が、帰国翌年からは大学スタッフとなり、現在まで教室で研鑽を積ませてもらいました。本学には自由な雰囲気と懐の深さがあり今後も継承していきたい長所です。
皆さんが求めている臨床、研究、教育がきっと見つけられると信じています。
また、本学は京都と大阪のちょうど中間で隣には安満遺跡公園もあり、自然豊かな抜群の立地にあります。
2027年には創立100周年を迎え、最新機器を備えた新病院を建設中です。
歴史ある大阪医科薬科大学にぜひお越しください。
きっとみなさんが充実した生活を送れる環境を提供できると確信しています。
教室員全員、皆さんと共に世界へ羽ばたく成長を続けていきたいと思っています。
2024年4月
大阪医科薬科大学整形外科学教室
教授 大槻周平
当教室では早くから専門研修プログラムの作成に取り組み、専攻医に対して魅力あるプログラムを提供しています。
初期臨床研修を終了した皆さんは、整形外科医として後期臨床研修を開始する訳ですが、この4年間は非常に重要な意味を持ちます。
当教室の専門研修プログラムは大学病院を中心として太陽系形式の研修プログラムです。
太陽系形式の専門研修プログラム
整形外科は運動器を扱う守備範囲の広い科であり、サブスペシャリティは多岐にわたりますが、当教室では各専門領域の指導医が在籍し、大学病院としての高度な医療を提供しています。様々な症例を、上級医と一緒に経験していく中で、基礎的な知識や手技を自然と身につけることができます。また研究面においても各グループで独創性のある研究を行っており、研究成果を世界に向けて発信しています。また近隣の関西医科大学と相互に連携しており、希望があれば3か月間、関西医科大学での研修も可能です。
②2年目以降:連携病院での研修(経験の蓄積とスキルアップ)
大阪医科薬科大学整形外科での1年間の研修後は、基本的に1年毎に当教室の連携病院を3年間ローテーションします。連携病院においては、骨折等の外傷の診断と治療だけでなく、専門分野に特化した外傷や疾病の診療の研修が可能です。大阪医科薬科大学の研修プログラムでは、専門医試験の受験に必要な全領域の単位が確実に取得できるようにローテーションを組んでいます。この後期臨床研修期間を通して、将来自分が進むべきサブスペシャリティを選択することも可能です。
③整形外科専門医の取得後
専門医試験に合格後の進路としては、大きく分けて大学院へ進学するコースと、直接サブスペシャリティ領域の研修に進むコースがあります。大学院へ進学する場合、研修終了の翌年度より整形外科に関連する大学院講座に入学し、主に基礎研究を行います。大学院卒業後はサブスペシャリティ領域の研修に進み、各分野の臨床、研究に従事しますが、国内外への留学で、さらに研究の幅を深める選択肢もあります。一方、研修プログラム終了後にサブスペシャリティ領域の研修に直接進む場合には、進みたい領域の専門診療班に所属し、大阪医科薬科大学整形外科ならびに連携施設において臨床医として専門領域の研鑽を積みます。
詳細は下記をご覧ください。
・公益社団法人日本整形外科学会ホームページ
・大阪医科薬科大学附属病院整形外科専門研修プログラム(PDF)
・2025年度 専攻医登録・応募について
これら当教室の研修システムに対してご質問、見学希望などがございましたら研修担当 宇佐美嘉正 までお気軽にお問い合わせください。