アキレス腱断裂は腱の退行性変性が生じる40 代以降に多く発生します。アキレス腱断裂が30 歳未満の若年者に生じた場合、その原因が活動性の高さによるものか、腱の変性に起因するものかを検討します。若年例の場合でも腱に高度な変性所見が認められるのであれば、それは重要な知見であり、その組織所見は後療法を決定する上でも重要な要素となります。
30 歳未満のアキレス腱断裂例のアキレス腱の組織学的検討を行います。若年例においても断裂するアキレス腱にはすでに腱の変性が先行しているのかどうかを調査します。また、後方視的に治療前後の画像所見や臨床成績を調査します。
2005 年以降に本学病院でアキレス腱断裂の手術を行った16 歳以上30 歳未満の患者さんとなります。
30 歳未満のアキレス腱断裂に対して手術を行った症例の手術中に採取した断裂部の腱の組織学的検討を行います。また、術前後のMRI 所見と臨床スコア(JSSF スコア、ATRS など)を調査します。さらに、術前後の足関節可動域、下腿周長、片足爪先立ちか可能かどうか、スポーツ復帰時期や術後合併症を調査します。
2017 年7 月4 日~2027 年3 月31 日
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〒569-8686
大阪府高槻市大学町2 番7 号
大阪医科薬科大学 看護学部
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本学は、臨床研究を含む自らの研究成果について積極的に地域社会へ還元することで、社会から求められる研究拠点を目指しております。一方で、研究に関連して研究者が企業から経済的利益を得ている場合には、研究の成果が歪められる、または歪められているとの疑念を抱かれる可能性が出てきます。このような利益相反の状態を適切に管理し、研究の透明性、信頼性および専門性を確保、または確保していることを社会に適切に説明するため、本学では、利益相反に対する基本的な考え方を「大阪医科薬科大学利益相反ポリシー」として定め、研究の実施やその情報の普及・提供が適正になされているかどうかを客観的に判断し評価する仕組みとして研究に係る利益相反マネジメントを導入しております。本研究にかかる費用は、整形外科学教室の講座研究費から支出します。当該マネジメントの結果、本研究に関して開示する事実がない旨をお伝えします。
所属 | 職名 | 氏名 | |
研究責任者 | 看護学部 臨床医学(看護) | 教授 | 安田 稔人 |
研究分担者 | 整形外科学 | 講師(准) | 嶋 洋明 |
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