外反母趾の原因の一つに第1足根中足関節(TMT関節)の不適合がありますが、その頻度は明らかではありません。また、外反母趾成績不良の原因に外反母趾の再発や術後内反母趾がありますが、TMT関節の不適合との関係についても明らかではありません。TMT関節の不適合がこれら合併症を含めた術後成績に及ぼす影響を後ろ向きに調査して明らかにすることにより、術式の選択や改良、手術成績の向上に寄与すると考えます。
当教室で手術を行った外反母趾の術後成績を調査し、TMT関節の不適合が成績に及ぼす影響を調査することです。
2007年1月から2017年2月まで当院で第2・3趾関節脱臼、内転中足、内反小趾および第2・3TMT関節症を伴わない外反母趾に対し手術を受けられた20歳以上の患者様
外来カルテ、入院カルテからは術前後の疼痛の程度、関節可動域、日常生活動作、足関節・後足部評価スケール(JSSF, AOFASスケール)などを、術前後のX線像からは外反母趾角、中足骨間角、TMT関節の適合性、種子骨偏位などを調査します。
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2020年10月1日~2025年9月30日
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本学は、臨床研究を含む自らの研究成果について積極的に地域社会へ還元することで、社会から求められる研究拠点を目指しております。一方で、研究に関連して研究者が企業から経済的利益を得ている場合には、研究の成果が歪められる、または歪められているとの疑念を抱かれる可能性が出てきます。このような利益相反の状態を適切に管理し、研究の透明性、信頼性および専門性を確保、または確保していることを社会に適切に説明するため、本学では、利益相反に対する基本的な考え方を「大阪医科薬科大学の研究に関する利益相反ポリシー」として定め、研究の実施やその情報の普及・提供が適正になされているかどうかを客観的に判断し評価する仕組みとして研究に係る利益相反マネジメントを導入しております。
本研究にかかる費用は、整形外科学教室の講座研究費から支出します。
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所属 | 職名 | 氏名 | |
主任研究者 | 整形外科教室 | 講師(准) | 嶋 洋明 |
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大阪医科薬科大学附属病院
整形外科教室
担当医師 嶋 洋明
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