重度の変形性足関節症に対する手術療法として足関節固定術がよく用いられ、その治療成績は概ね良好ですが、関節の動きが失われるという欠点があります。関節機能を温存した手術には人工足関節置換術や足関節牽引形成術がありますが、いずれも中・長期成績は明らかではありません。特に足関節牽引形成術の手術成績に関する報告は少なく、詳細は明らかではありません。そこで今回、当教室で手術を行った外傷後重度変形性足関節症の成績を後ろ向きに調査し、その有用性と問題点を明らかにします。
当教室で手術を行った外傷後重度変形性足関節症の成績を臨床的およびX線的に後ろ向きに調査し、その有用性と問題点に関して明らかにすることです。
2006年10月から2016年8月まで当院で重度の変形性足関節症に対し、足関節牽引形成術を受けられた20歳以上の患者様
外来カルテ、入院カルテからは術前後の疼痛の程度、関節可動域、日常生活動作、日本足の外科学会足部・足関節判定基準(SAFE-Q)などを、術前後のX線像からは関節症の程度・改善の有無、関節裂隙の距離を計測し、MRIで関節軟骨の変化を調査します。
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倫理委員会承認後~2026年5月6日
個人情報とは別の試験番号を各症例に割り付け、個人情報(患者ID)と試験番号の対応表を電子ファイルに作成し、本学にて本研究に関わる研究者のみしかログインできないようにパスワードを付けた対応表を大阪医科薬科大学整形外科教室のパソコンに保管します。個人情報管理者は、整形外科 東迎高聖 です。
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本学は、臨床研究を含む自らの研究成果について積極的に地域社会へ還元することで、社会から求められる研究拠点を目指しております。一方で、研究に関連して研究者が企業から経済的利益を得ている場合には、研究の成果が歪められる、または歪められているとの疑念を抱かれる可能性が出てきます。このような利益相反の状態を適切に管理し、研究の透明性、信頼性および専門性を確保、または確保していることを社会に適切に説明する必要があります。本研究は、本学の規程に基づき、研究者が大阪医科薬科大学利益相反委員会に必要事項を申請し利益相反についての審査を受けた上で、実施されております。
所属 | 職名 | 氏名 | |
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整形外科教室
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