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可撓(かとう)性(せい)のある麻痺性内反凹足に対する矯正骨切り術の術後調査

研究の目的及び意義 :

可撓性(矯正可能な関節変形)のある麻痺性内反凹足に対して、踵骨外方移動術(踵骨を骨切りし、踵骨隆起を外方へずらすことで内反足の矯正を行う手術)や第1中足骨伸展骨切り術(第1中足骨を骨切りし、遠位骨片を背側へ反らし凹足の矯正を行う手術)などの矯正骨切り術に軟部組織手術(腱のバランスを整える手術)を組み合わせて行われることがありますが、その手術成績に関する報告は少ないです。さらに、手術術式は様々であるため、手術の適応や矯正力については明らかではありません。本研究により可撓性のある麻痺性内反凹足に対する踵骨外方移動術と第1中足骨伸展骨切り術、足底腱膜切離術の適応と矯正効果を明らかにすることができると考えられます。

研究の対象:

2003年6月から2024年7月までの期間に可撓性(矯正可能な関節変形)のある麻痺性内反凹足に対して踵骨外方移動術、第1中足骨伸展骨切り術、足底腱膜切離術を受けた患者さんの臨床・画像データを研究に利用いたします。本学では、30例を予定しています。

研究の方法:

当院で可撓性のある麻痺性内反凹足に対して踵骨外方移動術と第1中足骨伸展骨切り術、足底腱膜切離術を受けられた患者さんを対象とします。これまでに日常診療において得られた臨床データと画像データを取得し、解析を行います。これらの情報を、患者さんに情報公開(整形外科外来、整形外科学教室ホームページにて公開)を行って本研究に利用します。

将来の研究のために用いられる可能性について(二次利用)
この研究で利用させていただく研究情報については、二次利用させていただく場合があります。新たな研究目的で利用する場合は、改めて研究倫理委員会にて承認を得た上で、研究を実施いたします。

研究期間:

研究実施許可日 ~ 2024年7月5日

個人情報等の取り扱いについて:

個人情報から特定の個人を識別することができる情報を削除し、匿名化したうえで、この研究の成果を学会や論文等で公表します。対象者の個人情報については、大阪医科薬科大学病院 整形外科医局でEXCELファイルにパスワードを設定した状態で保管、個人を特定できる情報を削除して取り扱います。
対象者の方(あるいは代理人)の申し出により、他の対象者等の個人情報保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究に関する資料を入手や閲覧できますので、ご希望される際は、下記の相談窓口までご連絡ください。

【個人情報の取り扱いに関する相談窓口】
担当者 嶋 洋明
連絡先 072-683-1221(代) 内線6561

利益相反について:

本学は、臨床研究を含む自らの研究成果について積極的に地域社会へ還元することで、社会から求められる研究拠点を目指しております。一方で、研究に関連して研究者が企業から経済的利益を得ている場合には、研究の成果が歪められる、または歪められているとの疑念を抱かれる可能性が出てきます。このような利益相反の状態を適切に管理し、研究の透明性、信頼性および専門性を確保していることを社会に適切に説明するため、本研究は、本学の利益相反マネジメント規程に則して、実施されております。当該マネジメントの結果、この研究に関して開示する事実がない旨をお伝えします。

研究者名:

所属 職名 氏名
研究責任者 整形外科学 講師(准) 嶋 洋明
研究分担者 整形外科学 助教(准) 東迎 高聖

参加拒否の申し出について:

ご自身の既存情報を研究に利用させて頂くことに対する問い合わせ、参加拒否を申し出たい場合は、下記の連絡先までお願いいたします(対象者の代理人からの申し出も受付いたします)。参加拒否の申し出をされた場合は、研究の対象から削除及び利用はいたしません。しかしながら、研究結果が出た後の参加拒否の申し出については、研究の対象から削除することができかねますので、予めご了承ください。

連絡先:

〒569-8686 大阪府高槻市大学町2番7号
大阪医科薬科大学 整形外科学教室
担当者  嶋 洋明
連絡先  072-683-1221(代) 内線:6561

 

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