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お知らせ

整形外科入院患者の転倒リスクに関する後方視的観察研究

研究の意義:

高齢者は骨粗鬆症などにより骨(ほね)脆弱(ぜいじゃく)性を有していることが多く、転倒により大腿骨近位部骨折や脊椎圧迫骨折などの骨折を生じ、日常生活動作が低下するだけでなく、その合併症などにより生命予後に影響を及ぼします。入院患者さんは日常とは異なる環境下におかれ、さらに、手術や薬剤などの様々な治療を受け、手術後の痛みや薬剤による副作用等の影響により、一般的に転倒リスクが高まります。転倒リスクに影響する要因を明らかにすることで、転倒予防への貢献が期待できると考えられます。

研究の目的:

転倒リスクには年齢、体格、疾患、および薬剤等以外に、場所や障害物等の外的要因を含めた様々な要因が影響すると考えられます。カルテ等の既存情報を通じて、転倒の発生状況や転倒リスクを評価することで、転倒事故防止のための新たな知見を得ることを目的としています。

研究の対象:

本学病院整形外科に入院したことのある患者さん。

該当期間: 2012年1月1日~ 2019年12月31日

研究の方法:

カルテ等の既存情報から以下の情報を取得し、解析します。転倒発生の有無と発生時の状況、患者さんの背景(年齢、性別、疾患、検査値等)、処方薬剤に関する情報(薬剤名、投与量、投与期間等)。

研究期間:

研究実施許可日 ~ 2025年10月31日

個人情報の利用目的、開示等の求めに応じる手続き:

対象者の方を特定できないように対処したうえで、本研究の成果を学会や論文等で開示します。対象者の個人情報については、パスワードを設定したパソコンに入れ、整形外科医局で施錠できる保管庫内で保管、匿名化した上で取り扱います。対象者の方(その代理人)より、本研究で保有する個人情報の開示を求められた場合には、対象者の方(その代理人)の同意する方法により情報を開示いたします。

個人情報の取り扱いに関する相談窓口:整形外科学 嶋 洋明 内線2364

利益相反について:

本学は、臨床研究を含む自らの研究成果について積極的に地域社会へ還元することで、社会から求められる研究拠点を目指しております。一方で、研究に関連して研究者が企業から経済的利益を得ている場合には、研究の成果が歪められる、または歪められているとの疑念を抱かれる可能性が出てきます。このような利益相反の状態を適切に管理し、研究の透明性、信頼性および専門性を確保していることを社会に適切に説明するため、本研究は、本学の利益相反マネジメント規程に則して、実施されております。
当該マネジメントの結果、本研究に関して開示する事実がない旨をお伝えします。

研究者名:

所属 職名 氏名
整形外科学教室  講師(准)  嶋 洋明
薬剤課(医療安全推進室)  主事  畑 武生


※ 本研究にて取得しました情報は、厳重な管理を行い、本研究以外の目的では利用いたしません。
※ 対象者の方(その代理人)の申し出により、他の対象者の方の個人情報保護や本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、本研究計画及び方法に関する資料を入手又は閲覧できます。
※ ご自身の既存情報を研究に使用させて頂くことに対して同意頂けない場合は、下記の申し出先までご連絡ください(対象者の代理人からの申し出も受付いたします)。 申し出をされた場合は、本研究への利用はいたしません。しかしながら、研究結果が出た後の参加拒否の申し出については、データを研究結果から削除することができかねますので、予めご了承ください。

問い合わせ、参加拒否の申し出先:

〒569-8686 大阪府高槻市大学町2番7号
大阪医科大学 整形外科学教室
(大阪医科大学附属病院 整形外科)
担当者: 嶋 洋明
T  E  L: 072-683-1221(代表)
内   線: 整形外科医局2364

 

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