中等度から重度の症候性外反母趾に対し、骨切りによる矯正手術が行われますが、外反母趾の角度が40度以上の重度外反母趾では骨切り部の固定性の問題などから術後再発がしばしば生じます。近年、固定力の良好なロッキングプレートが開発され、外反母趾に対する骨切り矯正術に用いられるようになりましたが、重度変形の外反母趾に対する手術成績は明らかではなく、ロッキングプレートを使用した報告は少ないです。本研究でこれらを明らかにすることにより、重度変形の外反母趾に対する本法の有用性や問題点など新しい知見を得る意義は大きいと考えます。
重度変形の外反母趾に対し、ロッキングプレートを用いて施行した骨切り矯正術の手術成績を臨床的およびX線的に検討することを目的としています。
本院整形外科にて2013年以降に外反母趾の診断で手術を受けた20歳以上の重度外反母趾の患者さんです。
該当期間: 2013年1月1日~ 2018年12月31日
当院カルテから年齢、性別、疾患、検査値、画像記録等などの情報を取得します。これらの情報を利用させていただくことを患者さんに情報公開(HP掲載及び院内掲示)し、本研究に利用します。
研究実施許可日 ~ 2025年10月31日
対象者の方を特定できないように対処したうえで、本臨床研究の成果を学会や論文等で公表します。対象者の個人情報については、パスワードを設定したハードディスクに入れ、整形外科医局で施錠できる保管庫内で保管、匿名化した上で取り扱います。対象者の方(その代理人)より、本研究で保有する個人情報の開示を求められた場合には、対象者の方(その代理人)の同意する方法により情報を開示いたします。
個人情報の取り扱いに関する相談窓口:整形外科学 嶋 洋明 内線2364
本学は、臨床研究を含む自らの研究成果について積極的に地域社会へ還元することで、社会から求められる研究拠点を目指しております。一方で、研究に関連して研究者が企業から経済的利益を得ている場合には、研究の成果が歪められる、または歪められているとの疑念を抱かれる可能性が出てきます。このような利益相反の状態を適切に管理し、研究の透明性、信頼性および専門性を確保していることを社会に適切に説明するため、本研究は、本学の利益相反マネジメント規程に則して、実施されております。
当該マネジメントの結果、本研究に関して開示する事実がない旨をお伝えします。
所属 | 職名 | 氏名 | |
研究分担者 | 整形外科学教室 | 講師(准) | 嶋 洋明 |
※ 本研究にて取得しました情報は、厳重な管理を行い、本研究以外の目的では利用いたしません。
※ 対象者の方(その代理人)の申し出により、他の対象者の方の個人情報保護や本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、本臨床研究計画及び方法に関する資料を入手又は閲覧できます。
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〒569-8686 大阪府高槻市大学町2番7号
大阪医科大学 整形外科学教室
(大阪医科大学附属病院 整形外科)
担当者: 嶋 洋明
T E L: 072-683-1221(代表)
内 線: 整形外科医局2364