スポーツ活動の普及によりアキレス腱断裂の発生率は近年増加傾向にあります。今回、患者さん自身の血液から作成する多血小板血漿を手術の際に腱の縫合部に注射器により注入し、術後には近年推奨されている早期運動療法を行うことにより、治療成績はさらに向上すると考えています。早期運動療法を併用したPRP療法の良好な臨床成績が証明できれば、早期の社会復帰やスポーツ選手の早期スポーツ復帰が可能になると考えています。
アキレス腱断裂の手術における早期運動療法を併用した多血小板血漿療法の臨床成績を前向きに調査します。
当院でアキレス腱断裂の手術をうける患者様
アキレス腱断裂に対して早期運動療法を併用した多血小板血漿療法を行った症例の術前後のMRI所見と臨床スコア(JSSFスコアおよびATRSなどのアキレス腱スコア)を調査します。また手術中に採取した断裂部の腱の組織学的検討を行います。さらに術前後の足関節可動域、下腿周長、片足爪先立ちか可能かどうか、またスポーツ復帰時期、再断裂を含めた術後合併症などを調査します。。
2017年7月4日~2026年3月31日
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大阪医科薬科大学病院 臨床医学(看護)
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本学は、臨床研究を含む自らの研究成果について積極的に地域社会へ還元することで、社会から求められる研究拠点を目指しております。一方で、研究に関連して研究者が企業から経済的利益を得ている場合には、研究の成果が歪められる、または歪められているとの疑念を抱かれる可能性が出てきます。このような利益相反の状態を適切に管理し、研究の透明性、信頼性および専門性を確保、または確保していることを社会に適切に説明するため、本学では、利益相反に対する基本的な考え方を「大阪医科薬科大学利益相反ポリシー」として定め、研究の実施やその情報の普及・提供が適正になされているかどうかを客観的に判断し評価する仕組みとして研究に係る利益相反マネジメントを導入しております。本研究にかかる費用は、科学研究費から支出します。当該マネジメントの結果、本研究に関して開示する事実がない旨をお伝えします。
所属 | 職名 | 氏名 | |
研究責任者 | 臨床医学(看護) | 教授 | 安田 稔人 |
研究分担者 | 整形外科学 | 講師 | 嶋 洋明 |
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