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国際軟骨修復学会(ICRS)で自己組織置換型半月板の研究報告

 2016年から日本医療研究開発機構(AMED)から研究支援を受けている「自己組織置換型半月板の研究」について、2018年4月9-12日マカオで開催された国際軟骨修復学会(ICRS)で報告してまいりました。

細胞培養を必要とせず、どこの施設でも使用可能な新規半月板治療の開発を目標に掲げ、今回は大動物(ブタ)を用いた研究の経過報告をしてまいりました。学会ではアメリカ、中国、イギリスなどの先生からご質問いただき、好意的な意見が多かったです。今後、シドニーや福岡の学会でも報告の機会を得ていますので世間へアピールを続け、その一方で医薬品医療機器総合機構(PMDA)と議論しながら2019年春に大阪医大で臨床治験がスタートできるよう準備を進めてまいります。治験対象は、縫合不能な半月板損傷の患者様で年齢制限があると思いますが、決まり次第ご報告させていただきます。今後ともご指導、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

                                      大槻周平