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第461回整形外科集談会京阪神地方会を開催して

 2024年2月17日、第461回整形外科集談会京阪神地方会の当番大学としてTKPガーデンシティ大阪梅田で開催いたしました。京阪神地区の大学病院を中心に67名の先生方に御参加いただき、大過なく盛会裏に終えました。https://nacos.com/cjot/syudan-461.html
例年通り協賛企業のないcustom-madeな研究会ですので、準備や運営には教室員の力が不可欠になり、3名の秘書さんを加えた総勢20余名の協力を得て臨みました。週末返上でご尽力くださった皆様、誠に有難うございました。

 根尾昌志教授の開会の挨拶に始まり、座長の馬場一郎先生と横田淳司先生の労が少なくなるようにと、殆どの演題に対して岩田長瑠先生を筆頭にレジデント自らが物怖じすることなく質疑に臨み、会場を盛り上げてくれました(写真1)。当教室からは夫泰仁先生が、「頚椎椎弓形成術術後急激に後弯変形となり創哆開と屈曲性脊髄症を生じ二度の再手術を要した一例」(写真2)を発表しました。2週間前から異例の2度に渡る医局内での入念なリハーサルの効果もあって質疑応答も見事に熟し、指導医の宇佐美嘉正先生や共同演者を含め、我々関係者も安堵いたしました。閉会後は福島駅界隈に場所を移し(写真3)、羽山祥生副医局長が準備下さった慰労会で盛り上がり、互いの士気を高め合い有意義に過ごすことができました。いつまでも受け身でなく、これからの教室の未来を語り合う若手の姿がとても印象的でした。

 大学に長く勤務していますと他分野の知識に疎くなってしまいがちになります。専門性の垣根を超えた整形外科医の礎となる歴史ある集談会の演題を網羅的に聴講することで、個々の症例に潜む病態や病像を整理して考察を深める医師としての基本的姿勢の重要性を改めて認識いたしました。

 根尾先生のご退職まで残り1か月余りとなり、寂しい思いも募りますが、このような貴重な機会を与えて下さったことに心より感謝申し上げます。そして円滑な運営にお力添え下さった全ての皆様に深謝申し上げ、先輩と後輩、親切な秘書さんに恵まれたことを誇りに思います。今後とも宜しくお願いします。

岡本純典

 

写真1 他大学からの演題に質疑するレジデントの吉良医師(上)と堀井医師(中)、大学院生1年の岩田医師(下)

写真2 他大学からの質疑に応える夫医師

写真3 集談会のあとの慰労会(福島区某所)