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第50回 日本脊椎脊髄病学会学術集会開催のご報告

 2021年4月22日(木)から24日(土)の3日間、国立京都国際会館において当教室 根尾昌志教授主催のもと、第50回日本脊椎脊髄病学会学術集会を開催致しました。コロナ禍の中で開催できるか、不安で不確実な状況下、教室員一丸となって準備を進めてまいりました。学会終了翌日から3回目の緊急事態宣言が発出されるというギリギリのタイミングではありましたが、なんとか現地とWEBとのハイブリッド開催に漕ぎつけました。直前にコロナ感染者の激増のため現地での開催は第1から第4会場までとし、第5から第13会場までの一般演題やポスターはWEB開催と変更いたしました。そんな状況であったにもかかわらず、現地参加は833名でトータルの参加登録者は2400名を超えることとなりました。これは何よりも同門の先生方はもちろん御共催、御協力いただきました製薬会社、器械メーカーなど様々な分野の多くの皆様方の賜物と思っております。この場を借りて心からお礼申し上げます。
 結果的にコロナ禍の状況を考えますと大成功と言ってもいいのではないかと考えております。通常の学会開催でしたら会長招宴、全員懇親会など楽しみも多いのが常ですが、残念ながらそれは叶わずでしたが、計画しておりました「今日の夕べ」、天候にも恵まれ「打ち上げ花火」などささやかながらも、それに代わる催し物を根尾会長発案のもと開催することもできました。飲食は禁止で現地参加をしていただいた先生方も近隣の飲食店は早く閉店しており、大変ご不便、ご迷惑をおかけ致しましたことをお詫び申し上げます。
 私も今まで入局以後、前回の小野村敏信名誉教授の本学会への医局員としてのスタッフ参加から始まり、故阿部宗昭名誉教授、木下光雄名誉教授の多くの大阪医科大学整形外科学教室主催のスタッフとして参加致して参りました。しかしながら今回のような事態での学会主催は誰も経験がなく、手探り状態で直前の1カ月くらいは毎週、何らかの変更を余儀なくされました。それでもなんとか大成功と言える開催ができましたのは、皆様方のご協力があってのことと再度お礼申し上げます。
 来年2022年10月には第139回中部日本災害外科整形外科学会学術集会を根尾昌志教授主催のもと開催予定としております。現地開催の予定ですが、コロナが終息していなければ、再びWEB開催やハイブリッド開催となるかもしれません。すでに教室員一同準備を進めております。再度ご協力をお願いするのは心苦しい限りですが、皆様方のご支援なくての開催は不可能と考えております。教室開講70周年の記念すべき年でもありますので、なにとぞご支援、ご協力よろしくお願い申し上げます。
 なお第50回日本脊椎脊髄病学会学術集会の開催の詳細につきましては同門会会報 51号に掲載されておりますのでご参照くだされば幸いです。

大阪医科薬科大学整形外科学教室   馬場 一郎