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第4回骨折治療研修セミナーを開催しました

平成28年10月8日(土)に第4回骨折治療研修セミナーが御堂筋グランタワーの会場で行われました。
このセミナーは大阪医科大学整形外科教室とDePuySynthesの共催で、若手医師の技術向上を目的としていますが、整形外科に興味のある研修医や学生も参加することができます。今回は講師に兵庫県立西宮病院整形外科医長の北田真平先生をお招きして「骨折治療の基礎」と「転子部骨折の診断から治療方法」についてご講演いただきました。前半は骨折治癒の原理、骨接合術の基本原則について解説していただきました。後半の転子部骨折の講演では、レントゲン側面像や3DCTでの骨折型の詳細な術前評価と、不安定型に対する整復のテクニック、最新の髄内釘(DePuySynthes 社TFNA)の紹介まで、大変わかりやすく有意義な情報を聴かせていただきました

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  その後大腿骨のボーンモデルを使って、TFNAによる髄内固定の実習を行いました。参加した医学生や研修医は、初めて手にする整形外科器械にはじめは四苦八苦していましたが、無事に髄内釘固定を完遂させ喜んでいました。レジデントも連休明けの転子部骨折症例で使ってみたいと意気込んでいました。

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 セミナーの後は懇親会が開かれ、骨折治療や整形外科入局勧誘の熱いトークで盛り上がりました。
また、二次会は近くのイタリアンレストランに場所を移し、北田先生にも最後まで参加していただきました。救急医だけでなくアメフトのスポーツドクターとしてもご活躍中の先生に、外傷やスポーツ医療の話題に関しても熱く語っていただきました。北田先生、ご多忙の中夜おそくまでおつき合いいただき、本当にありがとうございました。

 次回も沢山の先生や学生に参加していただき、若手整形外科医の技術向上だけでなく、研修医や医学生に整形外科の面白さを伝える場になればと思います。
 多忙の中参加し、ご協力いただいた先生方に厚く御礼申し上げます。

                                 中野敦之